一般的に「プロパンガス」と「LPガス(エルピーガス)」という言葉は、ほとんど同じ意味で使われていますが、厳密には使い分けがあります。
LPガスとは「Liquefied Petroleum Gas(液化石油ガス)」の略称で、その名のとおり石油から取り出された気体を圧縮して液体にしたガスの総称です。このLPガスには、「プロパン」や「ブタン」といった成分が含まれます。
その中でも、日本の家庭や飲食店などで広く使われているのは、主にプロパンが成分となっているLPガスです。つまり、家庭用として「LPガス」と言うと、その中身はほぼ「プロパンガス」である、ということになります。
このため、日常会話では「プロパンガス」と呼ばれることが多く、逆に契約書や法的な書面では「LPガス」と表記されることが一般的です。